TV番組を見ていて、日本のTVドラマより外国TVシリーズの主人公は、どこか頼もしい感じがして、二枚目というよりタフガイ、がっしりとした肉体に魅かれたものだ。『ララミー牧場』(1959-63)のジェス役のロバート・フラー、『快傑ゾロ』(1957-59)の主人公ガイ・ウィリアムズ、『ローハイド』のフェイバー役のエリック・フレミング、『バークにまかせろ』(1963-65)のジーン・バリー、『マーベリック』のジェームズ・ガーナー、『シカゴ特捜隊M』の主人公リー・マービン、『ローンレンジャー』の主人公クレイトン・ムーア、『ライフルマン』の主人公チャック・コナーズ・・・日本のTVにはあまり出てこないアウトローというか、自分ひとりで生き抜いていく、サラリーマンタイプじゃないキャラクターばかりで、一人として同じタイプのない主人公ばかりで、メイキングを調べだすと、生みの親が判ってくる。
原作者、プロデューサー、脚本の中心になって書きまくる脚本家、俳優のこだわり、1話を演出して作品スタイルを作る監督、キャラクターを印象づける異色作をたまに作る監督・・・メイキングを調べる面白さに気付かせてくれた名キャラクターばかりだ。