ただひとり、谷間で暮らしていたトントは瀕死のジョンを発見して、献身的に看病した。そして悪と戦う決意を聞かされ、自分も共に協力したいと語りかけた。トントはローン・レンジャーのことを「キモサベ!」と呼ぶ。インディアンの言葉で、「誠実なる友、魂の友人」という意味だ。インディアンだからといって、決して差別しないローン・レンジャー。深い信頼と友情で二人は結ばれている。こんなヒーロは初めてだった。
アメリカ、日本ともオモチャの銃を手に、ローン・レンジャーごっこでは必ず「キモサベ」とつぶやくトント役の少年もいた。トントは少年達にも多くのファンを持つ名脇役だった。
「ローン・レンジャー」10の秘密 ビデオのインナー解説・再録
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