『パーソンズ・オブ・インタレスト』については、やはり『コロサス/地球爆破作戦』(ジョセフ・サージャント監督)のヴィジュアル・イメージの影響もあるでしょうね。原作小説は3部作で宇宙からの侵略に対してコロサスとガーディアンが協力して人類を守るためにフォーヴィン博士に協力するという展開らしくて(「本当かよ?!」と思いました)ペーパーバックの続編を買って入手したのですが、まだ読んでいません。(2冊目、3冊目は翻訳されませんでした)。
確か『コロサス』は『ローガンズ・ラン』と同じように一般的なベストセラーでSFファン寄りの作品ではないと読んだ記憶もあるんだけど、『2001年宇宙の旅』のハル9000とか映画の『ゴッグ Gog』(未輸入)とか、映画の無表情で人間を襲うロボットやコンピューターのイメージ(映画『ターミネーター』『ターミネーター2』とかもそうですね)が与えた影響が大きいのかもしれません。
日本のマンガのロボットイメージ(『鉄腕アトム』『鉄人28号』『エイトマン』他)とアメリカの映画のロボット&コンピューターのイメージを比較して論考すると面白いかも・・・でもそう考えると『宇宙家族ロビンソン』の環境調査ロボット・フライディ、『ナイトライダー』のK.I.T.T.ってユニークな存在で、アーウィン・アレンとグレン・A・ラーソンの作家性に直結していそうで、理屈じゃなくて面白さをまず重視する何かですが、SFテレビの日常性の持つ映画とちがうTV作品の重要な意味もある気がして面白い。
『パーソンズ・オブ・インタレスト』から一歩踏み込んだ作品がTVシリーズの『ウエストワールド』だとすれば、作品論として論じていく意味はさらに高まっていきます。
先日ホラー&SF映画研究家の聖咲奇さんと話をしていて、あることにショックを受けたのですが、今回のベスト15にも関わることで、それは次回の手紙に書きます。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントへの対応は、時間がかかる場合があります。ご了承下さい。