松岡さんのベスト15を見ていてまるで年代順に選ばれているみたいで、まず2001年〜2015年の中のベスト8の上位の作品は何だろうかと考えてみました。そして下位のベスト9〜15にこれは見逃せない個性派の作品、ちょっとファンの間で語り合いたい好編と考えてみたのです。
1.バトルスター・ギャラクティカ
2.ヒーローズ
3.ドクター・フー
4.ゲーム・オブ・スローンズ
5.LOST
6.ウォーキング・デッド
7.スリーピー・ホロウ
8.ゴッサム
9.ザ・ラストシップ
10.スーパーガール
11.4400
12.スタートレック・エンタープライズ
13.スーパーナチュラル
14.エージェント・オブ・シールド
15.パーソンズ・オブ・インタレスト
次点 ウエストワールド
『バトルスター・ギャラクティカ』はSci-Fiチャンネルという専門チャンネルの意地を見せた作品で、元のグレン・A・ラーソンの作品世界からよくぞここまで設定を組みなおしたスタッフをほめたい。特撮の見せ方も『宇宙戦艦ヤマト2119』他、日本に大きな影響を与えています。
『ヒーローズ』は超能力物というジャンルを人間のダークサイドを照らす切り口として、よくやった。デジタルの特撮も新しく、私はユーモアの味付けがうまいと思いました。映画の『アヴェンジャーズ』より買っています。
『ドクター・フー』は脚本にこめたアイデアの豊かさ。デジタル特撮よりSFTVはまず脚本です。“SFTVはまだまだやれる”を確信しました。
『ゲーム・オブ・スローンズ』はHBOの気迫と原作の力、神とドラゴンの時代が終わる歴史劇で、人間のドス黒いドラマの味が濃厚で、ファンタジーの味が時々ジャマに思えるのがSFファンには複雑な気持ちになります。
『LOST』は一般ファンへSFの謎の引き方がアピールした点で、これは『ウォーキング・デッド』も同じでSFTVのファン層を広げました。
『スリーピー・ホロウ』と『ゴッサム』はTVシリーズの連続物の面白さ、キャラの増やし方、キャラのレベルアップのうまさで、これからのSFTVの指針になると思わる作品。ともかく見てて、「うまい!」と何度思ったか。デジタルに頼らず、役者の演技力と演出、映像、編集にエネルギーをそそぐ、これぞTVドラマの本流だと思う。この役者陣のTVドラマをずっと追っていきたい。
ベスト9〜15位については次回の手紙で。
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