20世紀FOX撮影所には映画の大作『クレオパトラ』で使った500坪の広さを持つ特撮プール(名作『雨ぞ降る』のフレッド・サーセン特撮監督を記念して、サーセン海とスタッフには呼ばれていた)があり、映画用に作られた5mサイズのシービュー号が進み、水中プールではカメラマンがアクアラングをつけて水中で6フィートのシービュー号や敵潜水艦、巨大怪物を撮影した。
アメリカの古いSFファンと話すと「シービュー号の特撮や合成はとてもTVとは思えなくて興奮した!」と話し、私たちが『ウルトラQ』を見た時「これってTVのスケールじゃない。怪獣と特撮もスゴイ。さすがは円谷英二の会社だ!」と思ったのと同じだった。
『原子力潜水艦シービュー号』は第二シーズンからカラーとなり、特撮スタッフに1930~40年代活躍していた連続活劇映画の特撮マン、ハワード・ライデッカーが加わり、空飛ぶ小型潜水艇フライング・サブを撮影、あらゆる特撮ファンを仰天させるメカ特撮を続出させるのだった。
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