『スーパーマン』もそうで、原作にいなかった少年記者ジミー・オルセンも子供達の分身として物語に共感を呼ぶため、ラジオ番組で生まれたキャラクターだった。
1930年代後半から50年代前半まではアメリカ映画界は1話12~15分、全話15話で毎週「To Be Continue」(つづく)と3~4本のヒーロー物、ウエスタン活劇、女性版のターザン物、SFヒーロー物を上映する連続活劇映画が盛んで『ローンレンジャー』も『バック・ロジャース』『タイガー・ウーマン』『ディック・トレーシー』『スーパーマン』と凶悪なギャングや陰謀団とヒーローがアクションし続けていた。
TVの『スーパーマン』も第一シーズンは凶悪なギャングが多く、ロイス・レーンなどの女性や子供を殴る、縛ると乱暴な描写が多く番組のスポンサーだったケロッグが「見ている子供が怖がるじゃないか!」とクレームをつけ、変な発明をする科学者やトンマな泥棒などユーモラスな味が増えて幼年層までファン層が広がったという実情だった。
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