ピープルはロッデンベリーの企画を読んで『スタートレック』が『レンズマン』のような宇宙ポリスのイメージなのに気づいていた。「ジーン、ハインラインの少年向けの『スペース・アカデミー』を読んでないだろう。良い参考になると思うぜ」。 ピープルはSF作家に友人が多く、ジーン・ロッデンベリーに紹介した。リチャード・マシスン、ジェリー・ソール、シオドア・スタ-ジョン、ジョージ・クレイトン・ジョンソン、ロバート・ブロック、ハーラン・エリソン、ノーマン・スピンラッドたちが原作提供ではなく自ら脚本を書いて参加してくれ、何本もの秀作が生まれていった。
ジーンを支えるプロデューサーのジーン・L・クーンは脚本の名手で、ジーンを長く手伝ってきた女性脚本家のD・C・フォンタナもなかなか面白い脚本を生み始めた。アメリカのSFファンは『スタートレック』の脚本クレジットで一流のSF作家の名前を見て「こんな作品が出来るなんて!」と感激していたのだ。
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