『ロックフォードの事件メモ』は『保安官ニコルス』で女性プロデューサーと組んで失敗したジェームズ・ガーナーの評判に『マーベリック』の生みの親のロイ・ハギンズが「ガーナー、俺とまた組んでみないか?」と声をかけ、無実の罪で服役した私立探偵、弁護士の女性と恋仲で、運送業社長の父と同居せず、トレーラーで一人くらし。ただ、父さんとは釣り仲間と人物設定を全て作り上げて第一話からスティーブン・J・キャネルにプロデューサー、脚本を任せた。ハギンズは名プランナーであり、プロデューサーを育てる名人でもあった。『ロックフォードの事件メモ』の楽しさは、私立探偵のハードボイルドの香りを知っているハギンズとキャネルが生んだものであった。
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