アメリカのTVで見たアニメで、幼年時代に異様に魅き付けられたのが日本テレビ系でやっていた『ウッドペッカー』のキツツキのキャラクターだった。
何と書けば判ってもらえるか、引きつったような声と仕草で「エヘヘッヘヘー、エヘエッヘヘー、エへへへへー!」(ちがうよ、コレじゃ!!)笑うその声のオカシサ。その笑っている目と顔のコワサ・・・“こいつ狂っている!!””と子供心に直感したのだから幼な心には初めての体験だった。出会う周りのキャラクター全て壊滅的なメーワクをこうむり、ズドーンとぶっとぶラストのドトーの展開にもビックリ。ディズニーとミッキーマウスなんておとなしいものだと思えるパワーがあった。
作画も個性的で、最近の「カートゥーン・ネットワーク」でCGのきれいなアメリカのアニメを見ていると、あの『ウッドペッカー』の毒気は何だったのかと思う。常識を、ノーマルさを、弱気な奴をハナで笑う大人のアニメ・クリエイターのスゴミがあふれ出たものだと痛感するばかりだ。『バックス・バニー』は “ああ、ウッドペッカーのカラー版の仲間だ!” と子供心に(小学生なのに)思ったものだ。
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