2017/08/30

第81回 日本上陸『バトルスター・ギャラクチカ』

 日本では『バトルスター・ギャラクティカ』はTV放映されずに映画『宇宙空母ギャラクチカ』として劇場公開された。映画用に編集されていて、TVサイズのスタンダード画面が少し上下に狭いワイド版になった感じで、バイパーや宇宙戦闘のシーンはいいのだけれど、「なんだかなあ・・・」と外国TVファンは思っていた。

 日本テレビ系で始まったTVシリーズも巻頭のTVスペシャルがないので、何か途中から見ている感じで、たしか10回くらいで全部放映しなかったんじゃないか!? その後LDとかDVDで見ていないので果たして自分は『バトルスター・ギャラクティカ』を全て見たのか、語っていいのかしらと思っている日本のファンは多いのではないだろうか。

 『バトルスター・ギャラクティカ』はグレン・A・ラーソンが中心だが、プロデューサーには先輩格のレスリー・スティーブンスがついて、脚本のメイン・ライターはドナルド・P・ベルサリオであった。ベルサリオの存在に気づく最初の作品になった。

 『バトルスター・ギャラクティカ』はテーマ曲も壮大な名曲だが、これもグレン・A・ラーソンが原曲を作曲していた。サイロン兵士はそのメタリック・ボディー、左右に動くデジタル・アイ(これは『機動戦士ガンダム』のザクにある影響を与えていた)持っているマシンガンタイプのレイガンと未来兵士のイメージで、『スターウォーズ』のストームトルーパーと双璧のヴィジュアルを作り出した。サイロン兵の乗る円盤タイプの戦闘円盤もグッドデザインのメカニックだった。

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